「経理職として良い条件で転職するために、資格を取ろうと思いますが何が良いですか?」と質問されることがあります。
カテゴリー: 経理職のスキルアップ
経理の転職でFASSをオススメする理由とFASSの使い方
経理で転職する際に使える資格・試験として、FASSがオススメだということを以前の記事で書きました。ただ、このままだと、前回の発言を真に受けてFASSの点数を職務経歴書等に書いてしまう人がいそうなので、どう役に立つかを、誤解を招かないようにきちんと説明しておこうと思います。
ブラックショールズモデルを使いこなす(わかりやすく説明して評価を上げる)
ブラックショールズモデルって知ってますか?金融工学の礎とも言える理論で、考案者は後にノーベル経済学賞を受賞しました。経理の実務では、ストックオプションの価格設定に使われることが多いです。転換社債でもよく使われていました。
ブラックショールズって言ってみたいだけの人はたくさんいますが、その概念や弱点、特徴を理解している人はあまりいません。計算式を覚えている必要はありませんが、概念をわかりやすく説明できると、それだけで「あのヤバイ式をわかりやすく説明できる=こいつは優秀だぞ?」とみなさん勝手に勘違いします。笑 今日は、一切式を使わずにブラックショールズのコンセプトを説明します。
税務の実務経験者っぽさの演出には採決事例集がオススメ
経理で仕事をしていくうえでは、請求書を処理するにしても何をするにしても、基本的な消費税の知識や法人税の知識は必要です。例えば、その会費に消費税は課税されるか、その支出は修繕費として落とせるか、など。
今回は、「ちょっとわかってるヤツかもしれないぞ」と思わせるためのツールをご紹介しましょう。 続きを読む 税務の実務経験者っぽさの演出には採決事例集がオススメ
経理における外注化と内製化
世の中不思議なもので、コアな業務に集中しようという方向性での外注化と、コスト削減したいという方向性からの内製化と、二つの相反する事象が、同じ会社の中で共存します。
この使い分けをうまくできるようになると「アイツは会社の経営に対して大きな貢献をしている」ということでグッと昇進や出世が近づきますが、うまくできない場合「アイツはまったく空気の読めない提案をする」というように、評価が真逆になります。今回は、経理視点から見た、内製化と外注化を使い分ける方法について学びましょう。
経理で英語が苦手なのは聞き取れなくて英会話にならないから
以前の記事で、英語ができると経理の求人の幅が広がるということを書きました。今日はどうやって英語力を鍛えるかの第2弾、英会話力を向上させる方法について記載します。
英語でメールはできるのに、会議はできない。正確には、できないことはないんだけど、何だかあんまり話が伝わらず、進んでいかない。でも、英語ができる人が間に入ってくれると、こっちもむこうも何となく通じている気がする。こういうことってよくありませんか?
EDINETに掲載される開示書類とその内容を把握する
みなさん、開示書類は好きですか。私は、平均年収とか、大株主の状況とか、役員の状況を見るのが大好きです。学生の頃から開示書類を見る方法を知っていれば、就職活動でもっとうまく立ち回れたかもしれないのにと後悔するばかりです。ただ、新卒の学生が面接で有価証券報告書を見るのが大好きですって言ってきたら、やや慎重に背景を確認しますけど。笑
さて今日は、金融庁のEDINETのサイトに掲載されている各種開示書類を確認する方法をご説明いたします。
会社の開示資料作成担当やディスクロージャー担当、広報などのIR担当であれば誰でも知っている極めてベーシックなスキルです。したがって、もし開示資料作成担当としての転職を考えているのであれば、絶対に身に付けておく必要がありますので、この機会にちゃんと確認しておきましょう。
宝印刷かプロネクサスかの確認方法(EDINET編)
以前の記事で、開示資料作成担当として転職したいなら、その会社が宝印刷を使っているかプロネクサスを使っているかを把握しておく方が良いと書きました。
今回は、有価証券報告書などのEDINET掲載資料をもとに、その会社が宝印刷とプロネクサスのどちらを使用しているかを見分ける方法をお伝えします。どちらがシェアを持っているかも、この方法で確認可能です。ここまでわかるディスクロージャー担当は、全体の1%以下でしょう。
この方法は、経理で開示資料作成担当として転職したい人以外に、宝印刷やプロネクサスの株を買ってひと儲けしたい人にもオススメの方法です。私もこれで、多少儲けさせてもらったことがあります。笑
経理職として、どのようなスキルを身に付けるべきか?
経理職としての転職市場での自分の価値を継続的に確認することが大事と、以前の記事で記載しました。今回は、具体的にどのようにすれば良いかについてご案内します。
経理で使う英語は、アニュアルレポートで勉強せよ
以前の記事で、英語ができると求人の幅が広がるということを書きました。今日はどうやって英語力を鍛えるかについて記載します。今回は語彙力や表現力を増やす方法です。
これはもう、超絶オススメな方法で、この方法で英語を勉強した人が、転職先でアニュアルレポートの作成担当になったり、「英語ができそう」っていうイメージだけで連結決算担当になっちゃったりするくらい有効な方法です。笑