「経理職として良い条件で転職するために、資格を取ろうと思いますが何が良いですか?」と質問されることがあります。
転職希望者の市場価値はファンダメンタルとバリュエーションで決まる
M&Aのプロセスを理解して転職活動を勝ち抜く
経理の中途採用は、採用者側にとって不確定要素が多い投資意思決定であるということ前回ご説明しました(参考記事「中途採用は投資意思決定である」)。
今日は、そんな不確定要素を含む投資意思決定時に使われる考え方をお伝えします。コンセプトは、採用者側の目線を理解して転職活動を成功させる、です。経理というよりはファイナンス的な分野に近いかもしれませんが、お付き合いください。
中途採用は投資意思決定である
経理の転職でFASSをオススメする理由とFASSの使い方
経理で転職する際に使える資格・試験として、FASSがオススメだということを以前の記事で書きました。ただ、このままだと、前回の発言を真に受けてFASSの点数を職務経歴書等に書いてしまう人がいそうなので、どう役に立つかを、誤解を招かないようにきちんと説明しておこうと思います。
管理会計で転職を成功させるための面接のコツ
管理会計についての記事が続いていますので、管理会計で転職を成功させるための面接での技術についても合わせて学んでおきましょう。対象は、第1階層~第2階層くらいの経理職の人で、経理屋としてキャリアのうち、それなりの時間を管理会計に費やしてきた方です。管理会計については勉強したので、次こそ管理会計を担当してみたいという人も、一応対象となります。
面接で落とされる管理会計アピールとは?
経理で出世・昇進していくうえで管理会計は非常に大事なスキルですが、転職活動時に失敗するケースもたくさんありますので、反面教師として、その内容を確認しておきましょう。 続きを読む 面接で落とされる管理会計アピールとは?
管理会計で出世を狙う前に知っておいて欲しいこと
我々が健康診断を受けて、血圧とかコレステロール値とか、気になる項目が前年と比べてどうだったかを気にするように、会社も定期的に指標を追いかけることで、健全な経営を維持することができます。これが、管理会計です。
管理会計をうまく使いこなせるかどうかで経理としての個人の評価や昇進、出世のみならず、部署全体の立ち位置にも大きく影響を与えますので、まずは、管理会計の構造をよく理解しておきましょう。
ブラックショールズモデルを使いこなす(わかりやすく説明して評価を上げる)
ブラックショールズモデルって知ってますか?金融工学の礎とも言える理論で、考案者は後にノーベル経済学賞を受賞しました。経理の実務では、ストックオプションの価格設定に使われることが多いです。転換社債でもよく使われていました。
ブラックショールズって言ってみたいだけの人はたくさんいますが、その概念や弱点、特徴を理解している人はあまりいません。計算式を覚えている必要はありませんが、概念をわかりやすく説明できると、それだけで「あのヤバイ式をわかりやすく説明できる=こいつは優秀だぞ?」とみなさん勝手に勘違いします。笑 今日は、一切式を使わずにブラックショールズのコンセプトを説明します。
税務の実務経験者っぽさの演出には採決事例集がオススメ
経理で仕事をしていくうえでは、請求書を処理するにしても何をするにしても、基本的な消費税の知識や法人税の知識は必要です。例えば、その会費に消費税は課税されるか、その支出は修繕費として落とせるか、など。
今回は、「ちょっとわかってるヤツかもしれないぞ」と思わせるためのツールをご紹介しましょう。 続きを読む 税務の実務経験者っぽさの演出には採決事例集がオススメ