世の中不思議なもので、コアな業務に集中しようという方向性での外注化と、コスト削減したいという方向性からの内製化と、二つの相反する事象が、同じ会社の中で共存します。
この使い分けをうまくできるようになると「アイツは会社の経営に対して大きな貢献をしている」ということでグッと昇進や出世が近づきますが、うまくできない場合「アイツはまったく空気の読めない提案をする」というように、評価が真逆になります。今回は、経理視点から見た、内製化と外注化を使い分ける方法について学びましょう。
世の中不思議なもので、コアな業務に集中しようという方向性での外注化と、コスト削減したいという方向性からの内製化と、二つの相反する事象が、同じ会社の中で共存します。
この使い分けをうまくできるようになると「アイツは会社の経営に対して大きな貢献をしている」ということでグッと昇進や出世が近づきますが、うまくできない場合「アイツはまったく空気の読めない提案をする」というように、評価が真逆になります。今回は、経理視点から見た、内製化と外注化を使い分ける方法について学びましょう。
以下のような内容について、情報交換していきたいと考えています。
今まで何社かで経理を経験してきて、自分もそれなりの立場について、経理で採用したい人/偉くなる人ってこんなタイプの人だよね、という共通項がある程度見えてきました。伸びる人はどの会社でも伸び、好きなところに転職していきます。ただ、どうすればそう慣れるかを教えてくれる人は、あまりいないようです。
何社かの経理を見てくるなかで、同じ経理配属でも、会社によって、3年間で取り返しのつかないくらいの実力に差がついてしまうということもわかってきました。 ヤバい会社は、もう、本当に、将来性をドブに捨てるに等しいくらいの単純作業を1年中させたりします。語弊を恐れず言えば、そこにあるのは現代の奴隷制です。
もちろん、こういう単純仕事から身に付く能力もあります。我慢強さとか、注意深さとか。そういう仕事を通じて学んだことがあることは否定しないのですが、今はそういう丁稚奉公を5年も10年もさせて良い時代ではありません。このサイトを見て、一刻も早くそういうつまらない会社から逃げ出して欲しいと、心から願っています。
そして、人間としての尊厳が損なわれるような仕事を延々とさせる会社には、募集を掛けてもが誰も入ってきてくれなくなるようにすることで、外圧によりブラック経理職がない世の中を目指したいと考えています。
この業界、正直、誰でも出来るような仕事も多々あります。そのくせ「中途採用は経験者に限るよね」というような実務経験者信仰があったりします。いくら資格を持っていても、実務経験3年の無資格者の方が優先されるようなこともあります。結果、経理職でしか働いたことがない人が大変多い業界になっていて、考え方が非常に硬直化しています。
会社のビジネスは日々変化していて、企画開発や営業の人たちは、常に新しいアイデアや顧客との接触の機会を探しています。製造の人たちは、他社との競争のなかで、もっと良いものがもっと安く作れないかと日々検討をしています。
しかし、残念ながら、経理職には、これらと同じレベルでの外圧がかかることがないため、自発的に変革を続ける経理というのは、極めて少数派です。
もっと他業界の人でも簡単に参できるようになれば、経理の常識が少しづつ変わっていき、より時勢にあった、役に立つ経理業界に変わっていくことができるのではないかと期待しています。
管理人の白賀です。管理人のプロフィールはこちら。