以前の記事で、英語ができると経理の求人の幅が広がるということを書きました。今日はどうやって英語力を鍛えるかの第2弾、英会話力を向上させる方法について記載します。
英語でメールはできるのに、会議はできない。正確には、できないことはないんだけど、何だかあんまり話が伝わらず、進んでいかない。でも、英語ができる人が間に入ってくれると、こっちもむこうも何となく通じている気がする。こういうことってよくありませんか?
本当は、相手の言っていること、聞き取れていないのでは?
それ、実は、こちら側のヒアリング能力の問題です。
なんで英語がよくできる人が間に入ってくれると話が進むかと言うと、その人が「自分なりに理解したことを、その人の英語で確認してくれているから」なんです。向こうの言っていることの理解度は6割くらいしかわからないんだけど、日本人で英語をよくできる人が間に入ってくれてもう一度噛み砕いて確認してくれると、9割以上理解できるでしょ?
そうなんです。我々日本人は、日本人の英語か、もしくは、テストやリスニングの試験などで慣れ親しんだ、ゆっくりとしたきれいな英語しか聞き取れないんです。
ベルリッツに通っても、状況は、あまり改善しない。
ベルリッツに恨みがあるわけじゃないんですが、ベルリッツに通ってもこの問題はあまり改善しません。
ベルリッツに通えば、自分で話したいことは話せるようになってきます。ただ、ベルリッツに通ったからって会議ができるようにはなりません。60万円くらいぶっ込んだ私が言うんだから、間違いないですよ。
もう、できることは何でもやったつもりなのに、なんで自分はこんなに頑張ってるのに英語ができるようにならんのだ!って思いましたよ。
ある日、このままではイカンと思ってICレコーダーで会議を録音したんです。
それで、ディクテーションとまでは言わないまでも、会議内容での発言を何度も聞いて、メモを取っていたんです。(自分の英語の拙さに、かなりショックを受けますので、実践される方は本気でご注意ください。よほどの気力と覚悟がないと、最後まで聞けないと思います。私は2時間の会議のうち、前半までしか聞けませんでした。笑)
すると、あることがわかったんです。
むこうが話してくる英語も、発音だけでなく、文法も意外とメチャクチャ。
これは正直、目からウロコでした。想像をはるかに超えるレベルで、メチャクチャなんです。
むこうの人、アジア人でもヨーロッパ人でも、バーッって話してくるじゃないですか。そうすると、我々の感覚からすると、バーッって話せる人は、きちんとした英語を話しているって思っちゃうじゃないですか?
違います。案外メチャクチャです。笑
まず、発音。そして、文法。
この二つが標準的(または日本人的)なものから外れていると、我々日本人は、聞き取れないんです。正確には、多少聞き取れても、「ん?」と混乱している間に話が進んでしまうんです。
ああ、そういうことか、とすっかり腑に落ちたことを今でもよく覚えています。(自分の英語がひどかったショックもハッキリ覚えていますけどね。)
今思えば、これに気付いた時から、私は急速に英語で会議ができるようになったように思います。必ずしも、こっちの能力不足で聞き取れないわけじゃないんですね。そもそもお互い、不完全な英語でどうにか意思疎通をしようとしているんです。そんななか、きれいな発音できれいな文法の英語を話してくれると期待してリスニングの勉強したって、通用しないに決まってるんです。
向こうが言っていることを確認する練習は、ベルリッツではあまりできない。
実際私は、癖のある英語が聞き取れないようだという自分の弱点を理解していたので、ベルリッツでも癖のあるイントネーションの先生を2回中1回くらい付けてもらっていたんです。
ただ、やっぱり、相手は英語教師ですので、耳が慣れて聞き取れるようになると、スッと意味が入ってきちゃうんです。「ん?」で止まらないんです?What did you mean by that?って言ったら、わかるような表現で説明してくれちゃうんです。それはそれでとても有難いことなんですが、ここが英語の会議と一番違うところなんです。
実際の会議では、向こうも完璧な英語を話さないので、何回聞いても同じような説明をされます。そして、その英語自体が不完全で意味がハッキリしません。だから、こっちが理解できるまで何度も相手に聞くのではなく、こっちが意味を推測して、「こういうことを言ってるの?」と確認するための練習が必要なんです。圧倒的に不足しているのは、この点です。
ブロークンな英語に対応するには、講師の質が高過ぎず、出身国が偏っていないところが吉。
最近WEB系の英会話が増えてきていて、すごく良い時代になってきています。レアジョブ英会話とか、ぐんぐん英会話とか。
ただ、残念なのは、フィリピン人しかいないというようなところが多いことです。私もやってみましたが、フィリピン人の英語は、やっぱりフィリピン人訛りなんです。米系のコールセンターなどもあるので、比較的きれいな英語を話すひともいますけど、それはラッキーケースで、やっぱりフィリピン人訛りです。フィリピン人と会話の練習を続けていても、インド人と会議ができるようにはなりませんし、シンガポール人とも会議はできません。
その意味で、いまのところは、講師の出身国の層の厚さからしてDMM英会話が、一番練習になります。私もお世話になっています。
ただ、何と言いますか、これは完全に私の偏見ですけど、クレジットカードを登録するのにちょっとだけ迷いがありまして、コンビニでDMMマネーカードを買ってきてDMMポイントを使ってます。まあ、コンビニでDMMのカードを買うときに「おまえそれ使って何を見るんだよ?」的な店員さんの目線を感じるような気がしますので、どっちもどっちです。笑 そろそろカード決済に切り替えようかしら。