転職希望者の市場価値はファンダメンタルとバリュエーションで決まる

中途採用の手続きは、投資意思決定プロセスに近似するという話を前回ご説明しました(「M&Aのプロセスを理解して転職活動を勝ち抜く」)。プロセスが同じなら、そこで使われる評価方法も似てくるであろうことは容易に想像ができますね。せっかく経理業界にいる(または経理業界を志す)のであれば、企業価値評価の考え方を勉強するつもりで、一緒に転職スキルも身に付けてしまいましょう。

続きを読む 転職希望者の市場価値はファンダメンタルとバリュエーションで決まる

M&Aのプロセスを理解して転職活動を勝ち抜く

経理の中途採用は、採用者側にとって不確定要素が多い投資意思決定であるということ前回ご説明しました(参考記事「中途採用は投資意思決定である」)。

今日は、そんな不確定要素を含む投資意思決定時に使われる考え方をお伝えします。コンセプトは、採用者側の目線を理解して転職活動を成功させる、です。経理というよりはファイナンス的な分野に近いかもしれませんが、お付き合いください。

続きを読む M&Aのプロセスを理解して転職活動を勝ち抜く

管理会計で転職を成功させるための面接のコツ

管理会計についての記事が続いていますので、管理会計で転職を成功させるための面接での技術についても合わせて学んでおきましょう。対象は、第1階層~第2階層くらいの経理職の人で、経理屋としてキャリアのうち、それなりの時間を管理会計に費やしてきた方です。管理会計については勉強したので、次こそ管理会計を担当してみたいという人も、一応対象となります。

続きを読む 管理会計で転職を成功させるための面接のコツ

転職先の経理がどの階層にあるかを見分けるには?(事前情報編)

転職を検討する際に、これから受けようとする会社がどの階層に属するかの確認方法第1回。今回はエージェント等を通じて仕入れる情報で判断する方法についてお伝えします。

関連記事:経理職にあるカースト(階層)について

続きを読む 転職先の経理がどの階層にあるかを見分けるには?(事前情報編)

ご訪問の皆様へ

経理業界ナビでお伝えしたいこと

以下のような内容について、情報交換していきたいと考えています。

  • 経理職への転職をするには、どうすれば良いか?
  • 経理職として配属されたが、どう勉強していけば良いか?
  • 経理職の転職を成功させるには、どうすれば良いか?

経理業界ナビを開設した理由

経理職として成功する人の共通項を伝えたい

今まで何社かで経理を経験してきて、自分もそれなりの立場について、経理で採用したい人/偉くなる人ってこんなタイプの人だよね、という共通項がある程度見えてきました。伸びる人はどの会社でも伸び、好きなところに転職していきます。ただ、どうすればそう慣れるかを教えてくれる人は、あまりいないようです。

雑務を延々と押し付けられている経理屋の方を助け出したい

何社かの経理を見てくるなかで、同じ経理配属でも、会社によって、3年間で取り返しのつかないくらいの実力に差がついてしまうということもわかってきました。 ヤバい会社は、もう、本当に、将来性をドブに捨てるに等しいくらいの単純作業を1年中させたりします。語弊を恐れず言えば、そこにあるのは現代の奴隷制です。

もちろん、こういう単純仕事から身に付く能力もあります。我慢強さとか、注意深さとか。そういう仕事を通じて学んだことがあることは否定しないのですが、今はそういう丁稚奉公を5年も10年もさせて良い時代ではありません。このサイトを見て、一刻も早くそういうつまらない会社から逃げ出して欲しいと、心から願っています。

そして、人間としての尊厳が損なわれるような仕事を延々とさせる会社には、募集を掛けてもが誰も入ってきてくれなくなるようにすることで、外圧によりブラック経理職がない世の中を目指したいと考えています。

経理業界をもっと活性化させたい

この業界、正直、誰でも出来るような仕事も多々あります。そのくせ「中途採用は経験者に限るよね」というような実務経験者信仰があったりします。いくら資格を持っていても、実務経験3年の無資格者の方が優先されるようなこともあります。結果、経理職でしか働いたことがない人が大変多い業界になっていて、考え方が非常に硬直化しています。

会社のビジネスは日々変化していて、企画開発や営業の人たちは、常に新しいアイデアや顧客との接触の機会を探しています。製造の人たちは、他社との競争のなかで、もっと良いものがもっと安く作れないかと日々検討をしています。

しかし、残念ながら、経理職には、これらと同じレベルでの外圧がかかることがないため、自発的に変革を続ける経理というのは、極めて少数派です。

もっと他業界の人でも簡単に参できるようになれば、経理の常識が少しづつ変わっていき、より時勢にあった、役に立つ経理業界に変わっていくことができるのではないかと期待しています。

経理業界ナビの運営

管理人の白賀です。管理人のプロフィールはこちら